債務不履行3(損害賠償の要件)
(1) 総説 債務不履行に基づく損害賠償請求権が発生する要件は、①債務不履行の事実があること、②損害の発生、③債務不履行の事実と損害との因果関係があること、④免責事由が不存在であることとされています。…
(1) 総説 債務不履行に基づく損害賠償請求権が発生する要件は、①債務不履行の事実があること、②損害の発生、③債務不履行の事実と損害との因果関係があること、④免責事由が不存在であることとされています。…
(1) 履行請求権 債務者が任意に債務の履行をしないときは、履行の強制を裁判所に請求することができます。これは、債権者には履行請求権が認められており、その内容を強制的に実現できるということです。 (2…
【事例】 Aは甲土地を所有しておりその登記もされているところ、Aが死亡して相続人である配偶者B(持分6分の3)と子CDE(各持分6分の1)が甲土地について法定相続分とする共同相続の所有権登記(登記①)…
(1) 契約から生じた債権の効力 債務者が「その本旨に従った履行をしない」ことを債務不履行といいます。例えば、AがBに対し、その所有する甲パソコンを売却する合意をしたところ、BはAに対して期日に代金を…
契約が有効に成立することによって、その内容に従って債権が発生します。債権は、正常な経過をたどった場合、債務者の任意の弁済によってその内容を実現し、消滅することになります。弁済を受領し、保持することがで…
(1) 債権債務関係の発生 契約が有効に成立すると、契約の内容に応じた法律効果が生じます。その中心となるのは、契約により義務が発生し、その履行を請求できることです。例えば、AとBとの間で、BがAの所有…
(1) 消滅時効とは 契約に基づいて発生した権利は、それ行使することが可能なのに行使しないままで長期間経過すると消滅します。これを消滅時効といいます。 (2) 債権の消滅時効の要件 売買代金請求権や損…
令和6年の営業は12月26日(木)までで終了し、令和7年の営業は1月6日(月)から開始となります。 皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、何卒、よろしくお願いいたします。 (代表 三田佳央)
(1) 序説 契約をするにあたって、その効果の発生・消滅が一定の事実にかけられている場合があります。これを契約の附款といいます。附款を設けること自体もその内容も当事者の意思によって定まるから、附款の効…
(1) 代理とは 代理人がその権限内において本人のためにすることを示してした意思表示は、本人に対して直接にその効力を生じます。例えば、Aの代理人であるBが、Cとの間で、C所有の甲土地を購入する契約をす…